管理職おすすめの仕事に役立つ本100冊×2

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読書を仕事につなげる技術 知識が成果に変わる「読み方&選び方」の極意 山口周 著

1.はじめに

もともと、「人生の経営戦略」が気になっていました。

今般、山口周さんの考える読書について、文庫本として発刊されたので購入しました。

2.内容

(1)「仕事につなげる読書」6つの大原則

  • ビジネスパーソンが継続的に高い知的生産性を上げるためには、ビジネス書の名著をしっかり読む、いわばビジネスパーソンとしての基礎体力をつくるための読書と、リベラルアーツ=教養に関連する本を読む、いわばビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書の2種類が必要。
  • ポイントになるのは、読書を投資行為と考えた場合、もっとも大きなコストになっているのは「自分の時間」。せっかく買った本なのだから、全部読まなければもったいない、という人は、自分の時間という希少な資源をムダにしている、とてももったいないことを平気でやっている人。これ以上時間を投入しても、追加で得られる豊かさは増えないと判断された時点で、その本と付き合うのは終わりにしよう。
  • 本を読んでいてもどうも内容がしっくりこない、あるいはわからないと思うようであれば、それは決してあなたの責任ではない。言葉が通じない相手とは話してもムダなので、あなた自身が変化して、言葉が通じるようになったときに、再び読めばいい。

(2)【教養書×何を読むか】好きな本を読んで「ライバルと差別化」する

  • 役に立つかどうかよりも、面白いかどうかのほうがずっと大事な評価軸。なぜなら、本当に面白いと思って読んだ本でなければその人の血肉にはならないから。
  • 本には「ジャストミートする時期」がある。本が面白いと思えるかどうかは、自分が置かれている文脈、精神的な状態、抱えている問題、保有しているスキルや知識によって変わってくる。周りの人や有名人がどんなに「面白い」と言っていても、「面白い」と思える取っかかりがつかめなかったなら、それはあなたの文脈にはフィットしていないということ。
  • 読書は短期目線でいい。「いま、ここ」で「役立つか、面白いか」という判断が大事で、「将来きっと役に立つから」というような理由で苦行のような読書をする必要はない。ここで大事なのが「ここには何かある」「この本はなんだか知らないけどスゴイ」という感覚。

(3)【教養書×どう読むか】情報の「イケス」をつくれ

  • 「抽象化」が癖になってくると、いくつかの副次的な効果が生まれる。代表的なのは「議論に強くなる」ということ。なぜなら抽象化というのは論理そのものだから。「抽象化」を行わずに本を読んでいると、単なる「物知り」になるだけ
  • 自分が重要だと思った情報は、脳内に記憶するのではなく、いつでもアクセス可能な場所=イケスに生きたまま泳がせて置き、状況に応じて調達し、他の情報と組み合わせて調理=知的生産するほうが合理的。詳細まで全部記憶する必要はない。
  • ポイントになるのが、「文章の冒頭から末尾まで」しっかりアンダーラインを入れるということ。キーワード部分しかアンダーラインが引かれていないと、「どこからどこまでが重要なのか」「どこからどこまでを転記すればいいのか」を再度考えなければならない。
  • 転記の数を少なめに制限すると、どの箇所が重要かという優先順位の判断が必要になる。そうするとアンダーラインを引いた箇所を読み直し、自分にとってどこが重要なのかという「深い読み」が必要になる。
  • 整理の仕方は以下の3つ
  1. 面白かった箇所
  2. ビジネスや実生活に対する示唆
  3. 具体的なアクションの仮設
  • 本は「買って」「書き込み」をしないかぎり、知的生産に活用することはできない。要するに読書術というのは、本そのものをどう読むかということ以上に、読み終わった本をどのように活用するかという点が大事だということ。

(4)「本棚」で読書を仕事につなげる

  • なかには「どこもかしこも学びだらけ」という本もあれば、「この1行だけ記憶しておけば残りは捨ててもいい」という本もある。前者のような本であれば本棚において手元に保管するほうがいい。一方で、後者のような本を本棚に残しておくのはスペースの効率から考えてもったいない。
  • 本の置き場所は基本的に2種類しかない。「死火山ではなく休火山」。
  1. これから読みたいと思っている本を置く場所=活火山
  2. 折に触れて参照したい、読み返したく本を置く場所=休火山
  • 何年も開いていないような本を本棚に置き続けることは、とりもなおさず知的インプットの量を制限することにほかならない。本棚は、本を収納しておく以上に、最新の関心事項のインデックスになって思考を補助するという機能を担っている。

3.教訓

本書で紹介されていた山口さん流に、MAX9個のみ転記するとなると、アンダーラインを引いた7箇所です。

今までのこのブログでは、確かに引用が多すぎたように思います。もっと、今の自分にとって何が重要なのか「深い読み」をして、厳選しないといけないと強く感じました。

本書に関しては、付録として、”これだけ読めばいい!「ビジネス書マンダラ」”があるので、手元において今後の読書の参考にしつつ、しっかり読書の意味を復習するために使っていきたいと思います。