管理職おすすめの仕事に役立つ本100冊×3

課長経験者が身銭を切る価値のあるのおすすめ本だけを紹介するページ(社会人向け)

いつも機嫌よくいられる本 岡崎かつひろ 著

1.はじめに

最近、感情や機嫌、気分に関心があり、関連する本を読む機会を増やしています。

bookreviews.hatenadiary.com

今回も、タイトルを見て買うことを決めていた本の紹介です。

いつも機嫌よくいたいと思って読みました。

これからの心の持ちように参考になるところが多く、特に印象的だったところを以下に引用して紹介していきます。

2.内容

(1)いつも機嫌がいい人の「自分の整え方」

  • いつも機嫌がいい人たちは、自分にとっての「ちょうどよい加減」を知っている。その加減をひと言で表すなら「適当」であること。ただし、「適当」とは無責任という意味ではない。すべてを完璧にこなそうとするのではなく、どこに力を入れ、どこを”ほどほど”で済ませるか、そのバランスを見極めている。
  • 人生はネタづくり。うまくいかないことがあったときは、ぜひ自分にそう声をかけてあげる。「これもきっと、いつかのネタになる」とつぶやきながら、それを誰かに誇らしげに話す未来の自分を想像して、ニヤニヤしながら乗り越える。心の持ちようひとつで、失敗経験は極上のネタになる
  • うまくいかなかったとき、「失敗した」と思うのではなく、「次回のときのいい材料になった」と表現してみる。それだけで、次に向けて前向きに取り組む気持ちが湧いてくる。言葉の選び方ひとつで、自分の気分や思考が驚くほど変わる

(2)いつも機嫌がいい人の「ゆるいけど、たしかな人間関係」

  • いつも機嫌がいい人は、自分の価値を「勝ち負け」や「年齢」や「立場」や「収入」などで測っていない。だから、誰かと比べて1歩下がることがあっても、自分を卑下したり、落ち込んだりしない。それどころか、そこに余白を見つけて、その場を楽しもうとする。「張り合わない人」には、懐の深さがある。そして、そういう人にこそ、人は安心して心を開く
  • 大事なのは、取らなくてもいい責任まで取らないこと。実際、ご機嫌でいられる人たちは、責任を取らない人ではなく「責任の受け止め方」が上手な人。日常のちょっとしたズレや違和感、無理な依頼にまで自責の刃を向けるのは、やりすぎ。
  • 利害関係というのは、そもそも「メリットありき」の関係。どちらか一方にメリットがなくなれば関係が終了するのは、ある意味当然とも言える。大事なのは「利害関係の人に、信頼関係を求めない」ということ。たとえ関係が終わっても「そういうものだよね」と受け流せる。もっとドライに考えてもいい。

(3)いつも機嫌がいい人の「心地よいお金の使い方」

  • お金を使う基準は、「楽しいこと」か「役に立つこと」の2つ。「楽しいこと」にお金を使う場合、一見すぐに消えてしまうもののように思えるが、実は心に残る形で価値を生み続けてくれる。一方、「役に立つこと」は、短期的に派手さがなくても、長い目で見れば大きなリターンをもたらしてくれるもの。
  • お金はゼロサムゲームではない。支払ったぶん、必ず何かを得ている。だからこそ、「支払うことで得られるもの」に意識を向けてみる。「減った」ではなく「得た」と考える。

(4)いつも機嫌がいい人の「気分が上がる考え方」

  • 日々のなかで大切なのは、「他人の評価」を求めるのではなく「自分自身がどう感じるか」を重視すること。誰かに褒められるためにいいことをするのではなく、自分が自分を好きになれるような時間を持つ。そんな仕事の仕方が、毎日を充実させ、ご機嫌でいる秘訣。
  • 世界にひとりしかいない「自分」という価値に気づこう。人と比べ続ける人生は、どこかで行き詰まることが多いもの。それは、比較の対象が無限に存在するから。しかし、「私の生き方は、私にしかできない」と胸を張れるようになれば、比較の呪縛から自由になれる。

3.教訓

平常時の心の持ちようについて、多くの示唆を与えてくれる一冊でした。

いい意味での“適当さ”、失敗すら笑いに変えてしまう余裕、無用に張り合わない深さ──どれも言葉としては簡単でも、実際に身につけるとなると難しい姿勢ばかりです。

それらに共通しているのは、他人の評価よりも自分の価値観を大切にすることだと感じました。見栄で消費しないという姿勢も、その延長線上にあります。

他人を意識しすぎて振り回されるのではなく、「自分は自分」と考え、相手に過度な期待を抱かない。
そして、自分が心から楽しめればそれでいい──そんな軽やかな心のあり方を、これからの自分の軸として育てていきたいと思える内容でした。